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異業種の成功事例・トレンドから学ぶ保育経営

    • ライター名:大嶽 広展
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

整骨院の事例に学ぶ

掲載日:2016年12月19日

みなさん、こんにちは。船井総研の大嶽です。


さて、みなさんは整骨院や接骨院といった所謂、治療院に
行ったことはありますか?


この治療院業界というのは、市場規模は高齢者増加に伴い、市場規模
が拡大していますが、一方で全国に7万件あり、美容室やコンビニ
と同様に、供給過多が起きており、1院あたりの患者数が減少して
おり、さらに医療報酬単価も下がっていることから、決して安泰の
業界ではありません。


そこで、今治療院業界で伸びてきているのが、「美容付加」です。

これは具体的には、骨盤矯正や痩身のためのエステであり、ダイエット
市場です。


しかし、この分野もエステ業界がそもそも競合としている存在し、
非常に厳しい環境にありますから、参入すれば上手くいくわけでも
ありません。


つまり重要なポイントは、


「治療院が美容エステを行う価値を明確にすること」


です。


これを明確にしなければ、エステ業界に飲み込まれ、参入したものの
失敗して終わります。


つまり、「治療」や「健康」を前提として施術方法を変えて成果の
あげ、それを上手にマーケティングする必要があります。



これは、どんな業界にも言えることで、幼稚園保育園業界にも
当てはまります。


・何となく学童保育を始めた
・何となく幼児教室を始めた
・何となく放課後等デイサービスを始めた

という法人が増えていますが、これでは上手くいきません。


もし幼稚園が上記事業を始めるならば、



「幼稚園がなぜ行うのか」
「幼稚園が行う価値は何か」


を明確にして、打ち出していく必要があります。



特に新規参入というのは、既存事業とのシナジーが重要です。

そのシナジーが明確に存在しなければ実施する価値はありません。


ぜひ参考にしてみてください。

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