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明日の認可保育所の経営を考える

    • ライター名:大嶽 広展
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

認可保育所がこども園になるという選択肢(6)

掲載日:2016年8月22日

みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。


さて、引き続き保育園のこども園化についてお伝えいたします。


改めてこども園になった際の変化です。


・委託から直接契約へ
・直接徴収およびその手続き
・実費徴収の多様化
・1号認定の受入
・保育要領


今回は、実費徴収の多様化についてお伝えします。


認可保育所でも延長保育料や絵本代、主食代などの実費徴収を
取られている園は多いと思いますが、認定こども園になる際には
さらに実費徴収が多様化します。


それは1号認定の設定に伴う特別教室代、入園準備金、場合によっては
バス代です。


このように、認定こども園になるということで、実費徴収が比較的
自由になりますので、それによって、保護者の選択肢も増え、こちらも
サービスの強化による差別化も可能になるということです。


この実費徴収が多様化し、それに対して充実させることで、
いくつか考えなければならないことが出てきます。


・1号と2号の設定
・保護者負担を増やさない設定



園によっては、1号と2号の設定を変えているところもあります。
特に給食費については公定価格上の兼ね合いもあり、変えている
ところがほとんどでしょう。


また、保護者負担もしっかり見る必要があります。
保護者負担が増えるようならば、積極的な実費徴収の設定は
出来ません。


このようにして、実費徴収の選択の幅が広がるゆえに計画的な
設定をしていただければと思います。

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