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明日の認可保育所の経営を考える

    • ライター名:大嶽 広展
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

今年の幼稚園の募集結果から分かること

掲載日:2015年11月 5日

みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。


さて、今年も11月となり、そろそろ入所申込の一次募集が
全国的に始まります。


来年の入所も例年と変わらず、都心部では多くの申込により
混乱することでしょう。


一方で幼稚園はもう募集はほぼ終了しました。

私のご支援先でも、概ね好調な結果でしたが、そうでないところも
一部あり、その理由もある程度明確になってきました。


また、一方で不思議な動きもあるのです。


ある東京都の幼稚園のケースなのですが、ここはとても人気の園で、
毎年定員を大幅に超える申込があります。

それは、今年も変わらないのですが、どうやら「2年保育」の申込が
多いというのです。


例年10名程度なのが、30名を超えるとのこと。


この原因を探ってみると、一つのことが分かってきました。
それが、

「認可保育所からの転園が多い」

ということです。


これは今後の潮流になりそうです。


理由は推測のところ、新制度が始まり、保護者の情報として、幼稚園と保育園
が一体化していく、こども園が出来るなどが入ってきます。

それが何となく頭の片隅にあり、

「自分でも幼稚園には入れるんだ、、、」

という感情が芽生えたのでしょう。


現に、この幼稚園は遅くまで預かりもしているし、長期休暇も運営している
ので、保育園対象者でも利用は出来るのです。


この流れが、恐らく今年よりも来年はもっと色濃くなるでしょう。


みなさまの園から急遽、


「幼稚園に移るので、退園します。」


という人が増えるかもしれません。


これをどう捉えるかはお任せしますが、私はとても重要な事象だと感じています。


ではまた。

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