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施設の業績を向上させたい

    • ライター名:大嶽 広展
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

人が育つ組織の共通点(6)

掲載日:2015年8月 7日

みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。

さてシリーズで

「人が育つ組織を作る」

というテーマで、保育士不足に伴う離職率をどのようにして改善するか、
定着率を高めるかをお伝えしています。

退職理由は以下の8つのどれかに必ず当てはまります。

1.人間関係が悪い
2.責任が重い・大変
3.待遇に納得いかない
4.方針に合わない
5.達成感がない
6.役割が見えない
7.先が見えない
8.つまらない


今回は「方針に合わない」という点についての改善策をお伝えします。


保育業界の場合、この「方針に合わない」というのは、法人理念や法人のビジョン
に合わないということではなく、むしろ、


「園長(理事長)の考えについていけない」


ということに他なりません。


保育理念や保育方針に共感をしていても、自分の上司に当たる存在の考えている
ことに納得がいかない、共感できないのであれば、それは「方針が合わない」なのです。


よって、大切なのは、


「事前認識の強化」


です。


そしてそれは、「価値観の一致」

です。


価値観とは、

・保育観(どんな保育を大切にしているか?)
・仕事観(どんな働き方を大切にしているか?)
・人生観(何を大事にして生きているのか?)

といった類の物です。


そして、それを入社前から伝えておく必要があります。


ですから、採用段階では園のトップが出てくるのは当然ですし、
各拠点の園長との接点も持っておく必要があるのです。


入社してからは、普段のコミュニケーションでは中々伝えられない
こともあると思うので、その際は、

・マネジメントレター
・飲みニケーション

などを通して、価値観を伝えるようにしておくべきです。


是非参考にしてください。
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