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保育事業を立ち上げたい

    • ライター名:大嶽 広展
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

個人の独立開業が陥りやすい罠(3)

掲載日:2015年3月 2日

みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。


さて、引き続き、「フランチャイズ、開業支援の罠」という
話をさせていただきます。


私のところに相談に来るフランチャイズの加盟店の方からの
不満で最も多いのは、


「全然フォローしてくれない」
「当初言っていたフォロー体制ではない」


というスーパーバイザーに対する意見です。


そもそもスーパーバイザーやエリアマネージャーというのは
保育に精通しているわけでもなく、経営に精通しているわけでも
ありませんので、当然フォローとして成立しないケースが多いに
決まっているのです。


例えば、このようなことをスーパーバイザーに質問してみると
良いでしょう。


・足元商圏はどのくらいか?最大商圏はどのくらいか?
・事業が成立する商圏人口(対象人口or全人口)は?
・競合数はどのくらいが適正なのか?シェアは何%取れそうか?
・販促費は何%が適正なのか?
・入会のための集客ルートのそれぞれのKPIはどれくらいか?
・入会ルートの構成比のイメージは?
・保育士の一人当たり採用費用は?それは地域性はあるのか?
・保育士の適正な定着率は?それを維持するための対応策は?
・認可外、認可、小規模、認証保育所の収益性は?利益率は?労務費率は?


これくらいを聞かれて即答できなければスーパーバイザーの
基礎もないと考えてよいと思います。
(正直船井総研の若手でも答えられるレベルです。)


また、よく聞くのが、


「月に1回も来てくれない」
「来てもすぐ帰ってしまう。」


という意見。
論外ですね。

とにかく、フォロー体制については契約前にしっかり確認してください。
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