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保育業界成功事例

    • ライター名:大嶽 広展
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

園児募集に取り組む人気認可保育所D

掲載日:2014年8月 6日

みなさん、こんにちは!
船井総合研究所の伊藤です。

前回に引き続き、千葉県の人気認可保育所Dが
取り組む園児募集策をご紹介します。


今回は、一時保育の取り組みに絞って、
お伝えしていきます。

今後、共働きは増加していきますが、
少子化は免れません。

地域によっては、園児の奪い合いが
激しくなってきます。

そのような未来を想像して、人気認可保育所Dは、
入園希望園児を増やす仕組みとして、一時保育を
積極的に取り組んでいます。

目的は3つあります。

1.保護者に園の取り組みに共感してもらう
2.一度足を運んでもらい、園(施設・人材)に触れてもらう
3.保育料(課金)する

という事実を作ると参加者の実に8割以上が入園希望を
提出してくれています。

また、保育園側としても、最も3つの条件をクリアできる
保育サービスが「一時保育」です。

一時保育利用者の絶対人数が増えれば、
入園希望園児の絶対人数も増えるのです。


あとは、
・「一時保育」をやっていることの認知
・「一時保育」を使う理由
を行っていく必要があります。

「一時保育」をやっていることの認知としては、
・HPで最も見やすい箇所にバナー設置
・役所の案内等を一時保育へ誘導するチラシを掲載
・園内や園の外にチラシを掲載
することで、一時保育を利用したい方を集める仕組みは
完成します。

しかし、母親は利用したいという本音があるのですが、
一時保育を利用するのは、他人に我が子を任せる
罪悪感を感じています。

罪悪感を感じず、預けてもらうために、
・食育教室
・ベビーマッサージ教室
などの親子分離型子育て支援イベントを開催して、
その際に、お子様を一時預かりします。

一度、預かった事実を作れば、母親も一時保育を
利用しやすくなり、預ける頻度も増えてきます。

今後、幼稚園のこども園化により、幼稚園と園児を奪い合う
ことになっていきます。

地域の方に選ばれる保育園をつくるためにも、
他園より、いかに早く保護者との接点を持てるかが
重要であり、その武器として一時保育が有効です。

子どもの預かり人数が減ってくるであろうと予測をして、
今から地域の子育て家庭の早期囲い込みを実施していき
ましょう。
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