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異業種の成功事例・トレンドから学ぶ保育経営

    • ライター名:伊藤 沙穂理
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

あるアパレル企業から学ぶ

掲載日:2014年2月17日

皆様、こんにちは!
船井総研の伊藤です。

今回はある有名アパレル企業の採用から学びたいと思います。

こちらの企業さんは日本全国に展開をし、
海外にも積極的に出店されている有名アパレル企業です。
SCにはほとんど入っていると言っても良いかもしれません。


こちらでは積極的に新卒を採用しています。
元々パートやアルバイトの活用がうまく、
特に子育て主婦層のシフト組を調整し、
短時間・週2日~可能など、時間的に融通があまり効かない方を
効率的に働かせることを可能
にしていました。


しかし、どうしてもうまくいかないことが、
店舗での接客研修や
スタッフ同士のコミュニケーション不足、
帰属意識の低下など問題が生じるようになりました。

そこで、新卒を積極的に採用し、
短期間で店長までのぼっていけるような仕組みをつくったのです。
その上で、新卒店長が中心になって店舗内のコミュニケーションや
情報の共有などをはかっています。


早ければ2年目で店長になることも可能ですが、
店長になるためには本社の試験を受け、
合格することが大前提です。

その試験の難しさや、日々の業務時間の長さ、仕事量は
誰から見ても多いことが分かるほどのようで、
たとえ新卒で年下の店長であっても
誰も文句は言わないようです。


他の企業が
マネジメントのできる良い人が採用できない、
人が育たない
と嘆く中、いち早く新卒に目を向けて新卒採用を積極的におこなうことで、
今も成長し続け、店舗展開を行い拡大をしていっているのです。

保育業界でも、これから突入するさらなる人材不足は
回避できることではありません。

しかし、新卒を採用していくことも視野にいれ、
かつ人を育てるという観点のもと採用をおこなっていかなければなりません


次回もお楽しみに。


船井総合研究所
伊藤

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