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保育事業を立ち上げたい

    • ライター名:大嶽 広展
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

差別化の8要素で開業を考える(6)

掲載日:2013年12月29日

私の著書が出版されました。
保育関係者の方々、これから保育事業に参入したいと
考えている方には必ずしや参考になるかと思います。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798037648?ie=UTF8&tag=shuwa01-22&linkCode=as2


みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。


さて、シリーズで船井総研の経営ノウハウでもある、


「差別化の8要素」


で保育園開業を分析しています。

この差別化の8要素とは、

1.立地
2.売場面積(施設規模・定員数)
3.ブランド・ロイヤリティ
4.商品力(教育性・安全性・利便性・品揃え・独自性)
5.価格
6.接客力(人材力)
7.販促力(園児募集力)
8.固定客化力(継続性)


ですが、今回は5の「価格」について考えてみます。


全ての事業において存在するこの「価格」。


また、全ての事業において共通する経営指標である価値/価格


要するにモノやサービスを購入する際に価格は
とても大切な存在なのです。


では価格での差別化とはどのようなことか?


これは決して、


「価格をどこよりも下げなさい」


ということではありません。

低価格設定ではなく、


「価格幅、価格帯」


という考え方です。


価格幅および価格帯は品揃えと連動するのですが、

どの価格帯の品揃えを強化するかということです。


例えば、東京の場合、


認可保育所・・・0円~50,000円程度
認可外保育所・・・70,000~100,000円


となりますから、認可保育所と
認可外保育所は価格幅では競合しません。

ですから全く異なる業態を作らなければ
認可外保育所は勝てないのです。


しかし認可外保育所同士になると話は変わります。

全てが70,000~100,000円の価格帯になりますから、
この部分でどこまでコース設定をして品揃えを増やせるか、
さらにそれ以外の価格帯のサービスをどこまで増やせるか、


これが価格での差別化となるのです。


さて、長くなりましたが、今年も大変お世話になりました。
来年も皆様にとって良い年になりますよう当サイトの運営者
を代表して挨拶させて頂きます。


良いお年をお迎えください。
そして、来年も当サイトをどうぞよろしくお願いいたします。

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