みなさん、こんにちは！
船井総合研究所の伊藤です。

今日は地域の中学生・高校生と上手に関わるＫ保育園さんをご紹介させていただきます。

こちらのＫ保育園さんは、埼玉にある認可保育園さんですが、
よく職業体験などで地元にある中学校や高校から学生さんがお手伝いに来ます。

Ｋ保育園さんは調理実習を最低月に２回行っています。
そのときは３～５歳児混合で行うのですが、
先生も全員を見れるわけではありません。

そのときに、下の子の面倒を見てくれるのはもちろん５歳児さんなのですが、
職業体験などで来てくれている中学生・高校生のお兄さんお姉さんが面倒を見てくれます。

また、職業体験で来てくれた後、
それだけで終わるのではなく、放課後など部活動としても通ってくれる学生さんもいるようで、
常に学生とのコミュニケーションをとれる機会をつくっているそうです。

学生が来やすい保育園の環境をつくることで、
地域とのつながりができ、
こどもたちの安心感も増しますが、
学生が進路や就職となったとき
「保育士を目指したい」という人が増えれば
また、「この保育園で先生をしたい」という人が増えれば良い
という願いもあります。

理想の保育園の姿であると感じました。

こどもたちも先生以外の大人や少し上のお兄さんお姉さんと関われることで
憧れ　という気持ちも芽生えます。

「この制服をあと１０年したら着れるの？」
と、将来のことを口にだす子も増えたそうです。

子どもたちのために地域とつながることのできる環境を整え、
学生の夢を育てることもできるＫ保育園さん、素晴らしいですね。

皆さんの園でも地域とのつながりをぜひ考えてみてください。

船井総合研究所　伊藤　沙穂理