こんにちは、
船井総研の伊藤です。

差別化の8要素の最後の要素、固定化力（固定客化）についてお伝えします。

保育園業界で「固定客」という言葉は馴染みのない言葉かもしれません。

例えば兄弟や姉妹で通っている場合、そのご家族は園にとって固定客となります。
家族代々通っている、なども固定客と言えます。

あまり「固定客化」を意識したことはないかもしれませんが、
通常の小売・サービス業の世界ですと、

・ポイントカードの配布
・次回割引（美容院などでよく見かけますね）
・サンクスレター

など、いかにして自店のリピート（固定客）となっていただくか、
必死にお客様を追いかけています。

では、保育園ではどうでしょうか？
例えば園児募集の入り口として、イベントを行なったとします。

ただ「イベントに来てくれてありがとう」で、終わらせていないでしょうか？

そのイベントが通常の保育とどうつながっているか、
当日に価値を伝えられていますか？

そのイベントが楽しいと思えた方に、次の方向性を示せていますか？

また、参加してくださった方へのフォローは行なえていますか？

サンクスレターやメール等、その後継続してお付き合いしていくためのきっかけをこちらから発信していますか？

やれることはたくさんあります。

少しだけ、時間がかかるかもしれません。

それでも、自園の良さを理解してくれた、共感してくれた方々に
来ていただくためのきっかけとなり、さらにファンとなり、
その後もご家族以外で口コミなどで広がっていくことも多々あります。

ぜひともチャンスを逃さず、
何が固定客化へつながっていくのか、
自園に置き換えて整理をしてみてください。

次回もお楽しみに！