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異業種の成功事例・トレンドから学ぶ保育経営

    • ライター名:大嶽 広展
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

最近の商業施設開発から学ぶ

掲載日:2012年5月 2日

みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。

さて、このコーナーは「異業種から学ぶことの重要性」をお伝えする
ために、様々な事例から保育経営に活かせることをご紹介しております。


また、コンサルタントとしては自分の業界だけ見ていては視野が狭くなります。

私は元々それが嫌でしたし、今でも嫌なので意識的に外に目を向けることを
心がけています。

ですので、常日頃世の中を広く見渡さなければなりません。

それをマクロに時流として捉え、自分の業界にどう落としこむかが大切です。


この4月~5月は間違いなく、GW前のSC開発ラッシュに注目すべきだと思います。

・三井アウトレットパーク木更津 4月13日オープン
・東急プラザ 表参道原宿 4月18日オープン
・ダイバーシティ 4月19日オープン
・渋谷ヒカリエ 4月26日オープン


特にこの中から三井、東急、ダイバーシティを見ていきたいと思います。


三井アウトレット木更津は初年度目標を320億円に設定しています。
これは佐野のプレミアムアウトレットや軽井沢アウトレットとほぼ同数値です。
商圏を細かに見ていませんが、何となくこれくらいならば達成するのでは
という印象ですね。

東急プラザは原宿の元ギャップの場所に出来ました。
アメリカンイーグルの日本発上陸やトミーヒルフィガー世界基幹店が入っている
ようで、原宿の街はさらにセレクトショップ化、ファスト化することが予想されます。

ダイバーシティは初年度目標300億円。
ららぽーと豊洲とほぼ同じ金額です。
今回のダイバーシティは、恐らく半分以上が観光客ターゲットです。
だからこそ東京カルチャーのメイド喫茶やガンダムを入れていますし、
都内の有名飲食店も豊富に入っています。さらにH&M、フォーエバー21、
ユニクロ、ザラというファスト、セレクトの王者が共存し、そこにさらに
オールドネイビーやアメリカンイーグルなどの超注目テナントも入っています。
しかし、一方で食品スーパーなどを設け、足元の顧客もしっかり捉える意思も
見えます。

いずれにしてもお台場の変革期として、新たな街づくりも踏まえて、観光客から
地元住民までが気軽に買い物できるように構成をしているような気がします。


消費者も「SCの飽食化」をしていると思いますので、どこにでもあるテナントや
コンセプトでは消費をしませんし、リピートしません。

ですので、特に東急プラザとダイバーシティはビッグブランドの新業態や日本発上陸
、新コンセプト、SC初出店といったテナントが多いので、今の経済的市況も含めて当面
の客数は伸びると思うのです。(半年後は分かりませんが。)


とりあえずGWを活かしてこれら商業施設に足を運んで刺激を得てきたい
と思います。

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