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保育経営の基本を知りたい

    • ライター名:荒井 香織
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

差別化の8要素 ~立地その3~

掲載日:2012年4月 2日

こんにちは、
船井総研の伊藤です。

今回も差別化の8要素の「立地」について、具体的選定方法をお伝えしていきます。

立地選定を行なう上で検討すべき項目の中から、残りの3と4についてお伝えします。

3.競合性
対象商圏の中に対象人口を取り合う存在がいるのかいないのかをまずは抽出します。抽出したら、位置を地図上にプロット、及び実際に差別化項目を基にした調査を行ないます。

この際に調べるべき調査項目は、
競合のシェア、競合のアプローチ方法、ツールなど、どのようなものを揃えているのかなどが挙げられます。

競合調査を徹底的に行い、詳細に分析し、どこで自社の強みを活かすと一番効果的かを検討し、導き出します。
ここで大切なのは、競合に勝つためよりも、自社の独自ポジションをどう作り上げるのかを考えながら行なうことです。
また、価格帯を調査する事で見えていなかった基準を作り出すこともできるようになります。

4.所得性
コアターゲットとなる対象はどの程度いるのかを把握します。地域にもよりますが、事業を成り立たせるためにはある程度の金額まで出すことのできる対象世帯がどれだけいるのかを知っておくことは非常に重要です。
この際の比較対象として、全国での割合や県の割合と比較をすると、より具体的に商圏内の所得性の高低がわかることとなります。

いずれにせよ、今回前回とお伝えした立地選定で検討すべき4項目は参入する上で知っておかなければならないポイントとなりますので、4項目しっかりと行い、根拠のある判断を行なった上で参入をすることをお勧めします。

次回は差別化の8要素、2つ目の規模についてお伝えしていきます。
次回もお楽しみに!

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