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保育経営の基本を知りたい

    • ライター名:荒井 香織
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

差別化の8要素 ~立地その2~

掲載日:2012年3月10日

こんにちは、
船井総研の伊藤です。

今回は前回に引き続き、差別化の8要素「立地」の具体的選定方法をお伝えします。

立地は、保育事業に参入するにあたり最も重要な要素であることは前回お伝えしました。立地選定を行なう上で、検討すべき項目の中から、今回は1と2についてお伝えします。

1.市場性
まず、建設予定エリアを中心とした商圏内に、対象となる人口がどれだけいるのかを算出します。保育園の対象人口は0歳から5歳なので、単純に何人いるかを出します。

2.成長性
上記1で算出した人口数を基に、過去の対象人口数と現在の対象人口数を比較し、成長率を出していきます。このとき、過去10年間を5年区切りで比較を行い、数が減っているか否かを比較してください。
建設予定エリアの対象人口は、増えているか減っているか、という項目をここでは見ることができます。

また、商圏内建設予定エリアの総人口も算出し、対象人口・総人口の成長を見ておくと、今後の成長性もある程度予測をすることができます。

ただ「この地域は子どもが多そう」、「待機児童が多いと聞いた」という感覚的な理由ではなく、ベースとなる対象人口が何人いるのか、また市場は成長しているのか否かの数値的な根拠を持って立地選定に望まなくてはなりません。

次回は検討すべき項目の続きである3.競合環境と4.所得性の具体的選定方法をお伝えしていきます。

次回もお楽しみに!

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