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施設の業績を向上させたい

    • ライター名:大嶽 広展
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

2012年の経営のポイント(1)

掲載日:2012年1月27日

みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。

さて、前回は今年の経営のキーワードについてご紹介しました。

それは、

1.空白マーケットの発掘と価値ある独自性の確立
2.一人当たり生産性の向上(価値/価格の最大化)
3.固定客化・ファン化

そして、私が定義する2012年の消費のキーワードは、

「超・厳選消費」

ということです。

今回は、1の「空白マーケットの発掘と価値ある独自性の確立」について
ご紹介します。

このコラムは認可外保育所やベビーシッター等の経営者様に発信して
おりますが、皆様の競争環境は年々厳しくなることは間違いありません。

今はまだ待機児童の受け皿として機能していても、4月になると需要が
ガクンと減ったり、すぐに認可保育所に転園したり・・・と経営的に苦しむ
方が多いのは言うまでもありません。

ましてやこれから幼稚園が競合になろうとしています。

そんな成熟期の市場であり、さらに2012年は厳選消費の年です。

そんな時期には、「空白マーケット」を見つけ、「独自性」を確立することが
最も効率的な手法なのです。

空白マーケットとは、「誰もやっていない、ありそうで無かったマーケット」

です。

例えば、中古車業界では「軽の未使用車限定店」であり、住宅業界では、
「1,000万円未満住宅」や「シェアハウス」などがそうです。

最近では、賃貸マンションなども「時間貸し」をはじめ、非常に流行っている
のです。

保育園でも、最近では、「家事代行付き保育園」や「教育特化型保育園」
などが注目を浴びています。

ベビーシッターでも、「共同利用型」や「24時間対応」などが増えてきています。


このように、ありそうで無かったマーケットを探し、そこで独自性を確保できて
いる企業は業績が好調です。


ここの追求を是非していただければと思います。
「どこにでもある」、「他と一緒」では益々厳しくなる一方です。

「ここにしかないから他には行かない」

というお客様をどれだけ創れるか?

これを徹底してください。


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