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異業種の成功事例・トレンドから学ぶ保育経営

    • ライター名:大嶽 広展
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

ブライダル業界から学ぶ

掲載日:2012年1月16日

みなさん、こんにちは。船井総研の大嶽です。
今年も保育経営ナビを宜しくお願いいたします。

さて、今回はブライダル業界を事例に保育経営を考えていきたい
と思います。

ブライダル業界と言えば、もちろん少子化、晩婚化、未婚化で
成熟業界でありながら、市場が縮小する厳しい業界です。

200年前半はハウスウエディングやレストランウエディングなどの
業態が登場し、ブームにもなりましたが、昨今では不景気の影響も
あり、頭打ち感があるのです。

また、経営構造的に結婚式というスポットの需要なので、業績の予想
がしずらく波も大きいので経営者としては非常に悩ましいところも
多分にあるのです。

そんな中、3年前くらいから登場したのが、「地味婚」です。

「写真だけのウエディング」などはまさにその象徴。
式を挙げずに結婚式気分を味わえ10~20万円で出来るというものです。

また、去年くらいから出てきたのが、スマ婚や楽婚などの新業態です。


これは、通常200万円の挙式の費用を支払わなければ出来なかった挙式が、
初期費用を圧倒的低価格にして、後はご祝儀分で支払うという支払い方法
を変えた方法です。

まさに、家計の厳しい昨今に合わせたモデルです。

また、結婚式の打ち合わせは非常に時間の掛かるものです。
この打ち合わせ時間を圧倒的に短縮することで、「時間が無くても挙げられる」
という価値を生み出しています。

いずれにしても、時代に合わせて、支払いやすい、利用しやすいモデルを
創っているのです。


私はこれは保育業界にも当てはまると思っています。

認可保育所ならばいずれにしても料金は公定価格ですが、認可外保育所については
とにかく使いにくくてたまりません。

その割には価値も感じられず、割高感は絶対に無くならないのです。

本当に入会金を取る必要はあるのでしょうか?
本当に保護者から直接費用をいただくモデルしかないのでしょうか?
企業と連携する方法は無いのでしょうか?
保護者同士が集まることで安くなる仕組みは作れないものでしょうか?

このように考えていけば何か方法があるようにも思います。

是非頭を柔軟に保護者が利用しやすく、価値の高いモデルを検討していただければ
と思います。


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