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保育事業を立ち上げたい

    • ライター名:大嶽 広展
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

参入の最大の理由を「儲け」にするならば参入してはいけない!

掲載日:2011年12月25日

みなさん、こんにちは。

船井総研の大嶽です。

さて、今年最後のコラムは、「参入の最大の理由を
「儲け」にするならば参入してはいけない!」

ということです。

実は、お恥ずかしながら先日ある番組に放送されたのですが、
私が伝えたいことと逆の伝わり方をしていたこともあって、あえて
声を大にして言いたいのですが、

「保育業界の新規参入はとても難しい!」

ということです。

そして、

「そんなり収益性の高い事業ではない!」

ということも合わせて伝えておきましょう。


ではそのような事業に参入する意味があるのか・・・と思われる方も
いるかもしれません。

もちろん、あります。

私もこれまで恐らく200件以上の相談を受けてきましたが、その中でも結論を
申し上げれば、


「日本の(地域の)未来を創造する最大の場に携われること」

だけだと思います。

子どもを育てる、子どもと関わるというのは日本の未来と関わるということです。

もちろん、学習塾やカルチャースクールも同様だと思います。

しかし、保育というのはともすると「親よりも長い時間関わる」のです。

どれだけ子どもにとって影響を受ける場なのかは言うまでもありません。


そんな事業をやってみたい!と思う方しか私は参入してはいけないと思います。
少なくとも、大層なものでなくても、そんな事に関わってみたい!という気持ちを持っている
人が参入するべきです。


もちろん、参入が難しいと言ってもやり方はあります。
儲からないと言ってもある程度の収益性を確保する方法はあります。


しかし、この想いが無ければ継続できません。
その想いを直接顧客に伝えることが一つの仕事だからです。


来年も時代の流れの中で、参入が多いと思いますが、このコラムをご覧いただいた方
はこの事をお考えいただき、その上で検討してください。

今年もこのサイトをご利用いただきまして、本当にありがとうございました。
来年もどうぞ宜しくお願いいたします。

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