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保育業界成功事例

    • ライター名:荒井 香織
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

日本に暮らす子ども達のためのインターナショナルスクール【キンダーキッズ】その2

掲載日:2011年11月14日

みなさん、こんにちは。船井総研の大嶽です。
前回に引き続きまして、「キンダーキッズインターナショナルスクール」のご紹介をしたいと思います。前回お伝えしましたポイントの2点目からご説明いたします。

2.空白マーケットの確立
想いと合わせて、キンダーキッズは事業モデルとしても非常に価値の高いモデルであると言えます。一般的に飽和市場、成熟市場というのは競合他社と同様のビジネスモデルでは競争に勝つことが出来ません。ましてや大手も多大な資本や人材・マンパワーを活用して試行錯誤しながら策を打ってくる市場ですので、多少の違いでは包み込まれてしまいます。

英会話市場ももはや成熟市場です。そんな中でキンダーキッズはまさに、「空白マーケット」を確立していると言えます。

それは、外国人が通うためのインターナショナルスクールと、日本人が英語を覚えるための英会話スクールという2つの空白、そしてプリスクールとして短時間教育を基本にお預かりする幼稚園機能と長時間のお預かりも可能な保育 機能を持ちながら英語教育が受けられる幼稚園と保育園という2つの空白です。

この空白というのは競合が極めて少ないので、独自性が明確になりやすいのが特徴です。ここには潜在的需要が眠っているため、ともすると爆発的にヒットを生む可能性があります。世の中のトレンドとは全てこの「空白を埋め続けてきた歴史」なのです。

3.高い教育力
最後にこれがキンダーキッズの最大の特徴といっても良いと思います。それが、「教育力の高さ」です。キンダーキッズでは幼児クラス(キンダークラス)で英検3級を取る子どもがたくさんいるようです。驚きの成果です。その特徴は教育方針にあります。一つは、年齢別クラス制を導入していることです。各年齢で分けることによって、よりその年齢に合った専門的なカリキュラムが提供できます。また、キンダークラスでアメリカの小学校2年生までの授業を行います。中山様は、

「帰国子女でも小学校2年生まで海外で英語を習った子どもは中々英語を 忘れません。しかし、それ以前だと忘れることもあるのです。その理由は、 『文法』にあります。海外では文法を小学校2年生までに習うので、これを習得して いれば、読み書きが出来るようになります。読み書きが出来れば自分で自学自習が 出来ます。そうすると忘れないようになるのです。」

と仰います。よって、小学校に上がっても、英語を忘れずに覚え続けることが出来るのです。以上の3つがキンダーキッズの大きな特徴だと私は考えます。

今後のキンダーキッズとしては、施設数や売上重視の経営はしないと中山様は仰います。高い教育を中核に、日々子どもたちの成長や保護者の想いを最重視した経営を貫くそうです。これは経営を考えた際に本質であると私は思います。全ては相手を満足させ続けることが企業の永続に繋がるからです。キンダーキッズから学ぶことはとても多いです。皆様も是非参考にしていただければと思います(おおたけ)。

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●株式会社キンダーキッズ● t1081.jpg ●園内はすべて英語の保育施設『キンダーキッズインターナショナルスクール』の運営託児施設『ぷららキッズ』の運営 ●
 ■大阪市北区池田町3-1ぷらら天満ビル2F
 ■代表取締役 中山 貴美子
 ■http://www.kinderkids.com/

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