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保育業界成功事例

    • ライター名:荒井 香織
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

見学からの入園誘導率が80%の幼稚園【奈良県H幼稚園】

掲載日:2011年9月21日

みなさん、こんにちは。
船井総研の荒井です。

本日は、奈良県にあります私立幼稚園のH幼稚園さまのご紹介をしたいと思います。
こちらの幼稚園何がすごいかって、見学からの入園誘導率が80%なのです。
5分の4の確率で子どもが入園につながります。

もちろん教育内容も先生方の対応力もすばらしいのですが、
見学時の対応の仕方にも仕掛けがあります。

1.見学の時間は朝の活動が始まる10時20分からの1時間半子どもが一番活動し、教育が見える時間の見学を設定しています。
どうしても午後ですと、子どもが自由に遊んでいたり、教育の様子が伝わりにくいですが、時間を設定することで、一番園の魅力である教育が伝わりやすくなります。

2.朝礼にて、見学者に園児全員で挨拶
10時30分から全体朝礼があるのですが、ホールに集合し、先生がこのような掛け声をします。
先生「今日はみなさんの活動を見に、お客様がいらっしゃっています。
みなさんで後ろを向いて、元気にご挨拶しましょう!!おはようございます!!」
子どもたち「(全員で見学者に向かって)おはようございます!!」
約300名の子どもたち全員で挨拶をしてくれるので、恥ずかしさもありますが、嬉しいと感じる見学者も多いことでしょう。

3.見学者の状況をしっかりと把握した上での、園見学・説明多くの保育園、幼稚園に見学に行くと、いきなりあれやこれやと説明されることも少なくないのですが、こちらの幼稚園さんでは、見学者の状況をしっかりと最初に把握した上で、
「それでしたら、○○さんにはこちらのクラスを見てください」という誘導ができています。
保護者の方が、食事を気にしているのか、運動を気にしているのか、教職員の対応を気にしているのか、その温度感に合わせた見学の対応が飛びぬけていました。

見学は、自園の魅力を伝えようと、たくさんのことを説明したくなりがちですが、見学者の状況に合わせた対応が実は一番効率がよく、入園への誘導率も高まります。

みなさんの園でも、見学の対応の仕方をちょっと見てみてくださいね。
それでは、次回もお楽しみに(あらい)。

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