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明日の認可保育所の経営を考える

    • ライター名:大嶽 広展
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

認可保育園の実態(3)~選ばれる経営~

掲載日:2010年12月17日

みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。

さて、今回は前回に引き続き、認可保育園の実態についてご紹介します。

認可保育園はご存知のとおり、「措置」という概念があります。
もちろん、福祉施設ですので、その考え方を否定するつもりはありません。

また、認可基準は厳しいため、人員配置や施設基準は認可外保育園よりも充実していることは言うまでもありません。

しかし、一方では、保育園に通うお母さん方の話を聞くと、
 「認可保育園は殿様だ!」
 「要求が厳しい!」
 「融通が利かない!」 といった不満を聞くことがあります。

これは、今に始まったことではありませんが、現代の保護者ニーズを考慮すると、少々意識にギャップが生じてきているように感じてなりません。しかし、依然として認可保育園は日本の保育施設環境としては最高峰に位置し、保護者の優先度も圧倒的に高いのが現状です。

何故でしょうか?様々なアンケート結果を見るとよく分かります。

保育園選びの決定要因としての3大要素は、
 1.立地
 2.価格
 3.時間 なのです。

特に、価格では認可外保育園とは比べものになりません。
※もちろん所得によってはそうでないケースもあります。

要するに、認可保育園が最優先に選ばれる理由は、暗黙の安心と費用負担の軽減なのです。

これでは、経営用語で言う「差別化」は出来ません
もし、今後業界構造が変化した際には、選ばれる園にはなれないのです。
そのためには、選ばれるための経営を考えなければなりません

このコーナーでは是非一緒に経営を考えていければと思います。

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