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明日の認可保育所の経営を考える

    • ライター名:大嶽 広展
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

認可保育園の実態(1)

掲載日:2010年12月17日

みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。

今回は、認可保育園の実態についてご紹介したいと思います。

現在、認可保育園は公立も私立も含めて約2.3万箇所あり、約208万人が利用していますので、0~5歳人口の約32%が通っている計算になります。

これは以外に少ないと思われるかもしれませんが、毎年約1%前後で増えています。言うまでも無く、待機児童は年々増加しており、どの認可保育園も入れない状況に皆さん感じているでしょう。

確かに、私立保育園は多くが満員状態、定員充足率も100%を超え、定員枠を広げる保育園も少なくありません。しかし、実は公立保育園の定員充足率は約88%。要するに定員割れしている保育園もたくさんあるのです

特にこれは地方の中小都市に多い傾向です。

私は、地方都市に行く機会も多いので、その実態を肌で感じていますが、公立保育園の3歳以上の定員充足率が50%以下という園もあります。

要するに、地域によっては、供給が需要を上回っている実態があるのです。

これは、公立だけの問題ではありません。今後は特に地方と中小都市では、私立の認可保育園にも影響が出始めます

そういった危機感を持って経営をしていく必要があるのです。

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