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保育経営の基本を知りたい

    • ライター名:荒井 香織
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

根源的分岐点①アイテムパワー

掲載日:2010年8月27日

みなさん、こんにちは。船井総研の荒井です。
本日は、船井流根源的分岐点のお話をしたいと思います。

商品数における分岐点=アイテムパワーとは、お客様が店舗レイアウトにおいて、客の目で見て、ひと目では判断しきれないほどたくさんあると見える数(種類)についてのルールです。

アイテムパワーの数字とは、
7、70、700を分岐点としています。

逆にひと目で分かる数字には、
3、30、300があります。

なぜ、3つの桁があるかというと、それぞれの商品のもつ購買特性などによって違いが出てくるからです。
例を挙げて説明すると、どこかのお店に3人か4人で行くと、話題は通常1つでまとまりますが、7人でいくと、話題は2つから3つに分かれて、バラバラに会話が進みます。

保育園に置き換えると、1人の担任の先生が把握できる園児の数は30人くらいまでですが、70人になると管理できなくなります。

これは、30人の園児ですと、担任がひと目で様子をつかむことができたり、管理できる範囲ですが、70人になると全員の園児を管理できなくなりますので、担任の目の届かない園児たちは勝手に遊び始めたり、言うことを聞かなくなるのです。

保育園でのサービスやコースも一緒で、平均的にサービスのラインナップをする場合、7つのサービスやコースがあると施設のサービス数が多いと感じる量です。
ですから、サービスやコースの数を設定する際にこの数を頭に入れて、設定していただくと保護者さまにとって、他の園と差別化する際の一つの要因となるわけです。

根源的分岐点は価格においても置き換えることができます。
次回は価格についてご説明しましょう。

次回もお楽しみに(あらい)。

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