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保育経営の基本を知りたい

    • ライター名:荒井 香織
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

シェア原則

掲載日:2010年5月 7日

みなさん、こんにちは。
船井総研の荒井です。

本日は、船井総研のシェア原則についてお話したいと思います。
シェア原則とは、商圏内に複数の競合施設があった場合、その目標とする数値でこの数値に達していれば安全圏であるという数値のことです。
大きく分けて5つに数値は分かれております。

①独占シェア・・・74% 絶対安全といわれる数値
②相対シェア・・・42% 圧倒的に有利な立場に立てる数値
③トップシェア・・・26% 一つの市場をいくつかの施設で競いながら、あまり大差がない場合、一番が利益を得るための最低のシェア
④影響シエア・・・11% 自分の存在が競合市場に最も影響を与えるようになる数値
⑤存在シェア・・・7% この数値を超えなければ、競合施設に自分の存在を認められるにいたらない数値

もし商圏内に100人の対象年齢人口(0歳~5歳)がいた場合、74人を預かっていなければ、絶対的に安定とは言わず、42人の園児を獲得してなければ、安心してはいられない。そして26人を獲得していなければ、利益を得ることが難しくなっており、11人に満たなければ競合施設に対しての影響を与えないという状況です。

このように、船井総研ではシェア原則という数値目標によって、各施設ごとの売上目標や定員設定をしております。
ぜひ、みなさんの施設でも自施設が商圏内において、どのくらいのシェアを獲得しているかを一度計算してみてくださいね。
一つの指標として、参考になる数値です。

では、次回もお楽しみに!(あらい)

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