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保育経営の基本を知りたい

    • ライター名:荒井 香織
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

働きやすい環境づくり~その2~

掲載日:2009年11月15日

みなさん、こんにちは。
船井総研の荒井です。

本日は前回に引き続き働きやすい環境づくりについてお話をいたします。

保育士のみなさんが新しい勤務先を選ぶ際に重要視する順番は、
①立地(勤務先)
②給与
③施設の理念や経営者の考え方
です。
そのほかに福利厚生などももちろん見ますが、今回はまず①の立地という問題を解消する方法をお伝えしましょう。

多くの保育士の方は、多くの場合家から近い場所での勤務先を探します。
なぜかと申しますと、給与が低いため引越しをすることが難しいためです。

ですから、多くの学生や中途の求職者は家から30分~遠くても1時間以内での勤務先を探します。
そのため、どんなに素晴らしい保育施設であったとしても、場所が遠いと多くの求職者は諦めてしまうことが多いです。

そこで、中堅から大手の保育サービス会社が行っている対策としては、
①寮や借り上げマンションの用意
②一人暮らし世帯への引越し費用の補助
などがあります。

この2つを行うことで、求職者の応募商圏が1時間以内から全国区に広がります。
優秀なスタッフを採用しようとする場合、やはり一定の母数は必要です。
一人暮らし世帯への配慮をすることで、今までは拾えていなかった遠くに住んでいる求職者の確保ができるようになります。
ただし、遠くの勤務先の場合、遠くでも素晴らしい施設があることを告知しなければ何の意味もないので、告知活動ももちろん重要です。告知とバックアップ体制の2つを整え、ぜひ広域での採用活動を行ってみるのはいかがでしょうか?

では、次回もお楽しみに(あらい)。

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