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保育園・幼稚園のIT活用ヒント

    • ライター名:鈴木 あゆみ
    • 会社名:株式会社サンロフト 保育者向けIT専門紙「パステルIT新聞」
    • 2,000ヵ園以上のIT化支援に携わってきました。保育のIT専門紙「パステルIT新聞」の読者は既に4万人超。IT発想をプラスして、より楽しく充実した保育をしませんか?

入園説明会チラシの効果を高める

掲載日:2008年10月13日

 先月、パステルIT新聞読者である幼稚園の園長先生から、
入園説明会の案内チラシについてご相談を受けました。

 9月末に入園説明会が予定されているので、
案内チラシを用意しなくてはならないが、少しでも効果を高められる
「魅力的なチラシ」を作りたいとのことです。

 ただ、園内にあるパソコン環境はWindows(ウィンドウズ)98。
10年前に出回っていたパソコンだけに古くて編集もしづらく、
操作も得意な先生がいらっしゃらないと聞いて、
A4片面のカラーチラシを制作代行することになりました。

 園の紹介や行事案内をするためのチラシやパンフレットなどは、
きれいに作ることが目的ではありません。「誰に・何を伝えるために作るのか?」
を明確にすることが大切ですよね。

「入園説明会のチラシを作る」ということはわかっていても、
作り手がどんな情報を重要と考えるかによって出来上がりは
ずいぶん違ったものになります。

そこで、高い効果を得られる魅力的なチラシを作るためには、
職員の皆さんや外部の業者などの制作者と、この点をよく話し合い、
軸がぶれないようにすることが重要ではないでしょうか。

 そのうえで、「伝えたいメッセージ」を相手(保護者)に届けるために
最適な素材を選んでいきます。保護者が安心できる、共感できる「言葉」。
保育内容や保育の特徴、子どもたちの成長ぶりがイメージできる
「写真」や「イラスト」。

先生の温かな気持ちを手書き文字で伝えたり、得意な手描きイラストや
子どもたちの作品を掲載したりすることで、より伝わりやすくなる場合もありますね。

 パソコンでチラシを作る長所は、

1)文字や写真、イラストなどといった様々な素材をまとめて扱うことができること
2)試行錯誤をしながらの編集作業ができること(途中保存や編集の繰り返しが可能)
3)成果物がデジタルデータになることによって印刷業者とのやりとりが
スムーズになったり、過去のデータを二次活用したりできること 
4)複数の先生が編集に関わっても品質が変わらないこと
5)文字やイラストの手書きが苦手でも編集可能であること
6)イメージに合わせたカラーやデザインの工夫がしやすこと 

などが挙げられます。

 担当者と園長先生とのやりとりは、電話、訪問、郵便、FAXなどを駆使して
繰り返し行われ、ようやくチラシが完成しました。今回は、園のイメージカラーで
全体をデザインしたうえで、子どもの描いた作品を掲載、保育のキーワードを
大きな文字で明確に謳いました。

この結果、今年の入園説明会の参加者は昨年の2倍となりました。

ちょっとした工夫が、大きな成果につながるんですね。

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