しかし、仕事の悩みを携帯サイトの掲示板で情報交換したり、
　転職を考えている方は、通勤の移動中に転職先を探したりするのも事実です。
　また、応募したい企業と、現在の職場の就業時間が同じであれば、
　固定電話からは電話できません。仕方なく休憩時間に
　携帯から電話したり、携帯メールで応募していることもあります。

　昔、歩いて職安に行き、職探しをしたという方も、
　履歴書1枚持って「ここで働かせてください！」と飛び込んで就職した方も、
　もし、あの時、インターネットがあったら…、
　もし、携帯電話で、移動中も仕事探しが出来ていたら、
　もっと沢山の求人情報の中から選んだ職場に、２４時間いつでも応募できたら、
　「今時の若いもん」と同じ環境で育ち、ケータイ利用に抵抗がなかったら、
　便利に利用していたのではないでしょうか。

　会ってみて「見込みのない相手」は採用しなければ良いだけのことなのです。
　どんな形で応募したにしろ、最低限一度は電話で話してみないと、
　会ってみないと、分からないことの方が多いはずだと言いたいのです。
　
　ですから、応募者には、あの手この手で連絡を取り付け、
　ぜひ、面接に呼んでください。
　限られた採用の可能性を、単に「決めつけ」や「イメージ」で失わないために。